読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

20代のモラトリアム

働くことが嫌すぎて仕事を辞めてニートになったゆとりのブログです

ゆとりが初めてドラゴンボールを読んだ感想

ロゴ

 

オッス、オラ極右。

 

…と言うのは俺が笑ってしまったコピペ。

 

23歳にして初めてドラゴンボールを読んだ。

作品は知ってたけど、こういうバトル物に興味がなくて今まで読んだことがなかった。

 

読んだきっかけは、職場でドラゴンボール世代(30~40代)の人がよく話していたネタを拾えなかった(上司曰く、ドラゴンボールは教養らしい)のと、

ネットでもドラゴンボールで例えて説明してっていうやり取りを見たこともあるし、国民的作品とされる漫画を何も知らないのは世間知らずなのではと思ったから。

 

もはや国民的アニメで今更詳しい説明なんてもう不要だけど、

自分用のメモとして初見の感想を残しておきます。

 

良かった点

主題(テーマ)がわかりやすくて、ぶれてない

世界中に散らばった7つの玉を全てを集めると、どんな願いでも1つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールと、主人公・孫悟空(そん ごくう)を中心に展開する「冒険」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画である。(Wikipediaより)

 

ストーリーを一言で言うと、「戦闘民族のサイヤ人の主人公とその仲間たちが、悪党を蹴散らす話」というわかりやすすぎる脳筋漫画。

伏線とかもほとんどなく、目の前に現れる悪党を、人間離れした格闘をスピード感あるタッチの絵で書かれているから深く考えなくても読める。

 

キャラの名前が覚えやすい

長編作品は登場キャラが多くてこいつの名前なんだっけという状態になりがちだけど、ドラゴンボールの登場キャラは名前を覚えやすい。これはキャラの名前を覚えられない俺にとっては重要。

かつ、キャラも立っている上に、過去に出てきたゲストキャラが再登場したりも殆ど無いから、「こいつ誰だっけ」となりにくい。

わざわざ前の巻を遡ったりほとんどしなくていいしストレスがたまらない。

 

有名すぎて何処かで聞いたことがある(ネタにされている)キャラや台詞の元ネタを知れただけで読む価値はあった。

 

クロノトリガーがより楽しめる

一読しておくと、名作ゲーム、クロノトリガーがより楽しめそう。

同じく鳥山明氏がデザインしたクロノトリガーだけど、ドラゴンボールを彷彿とさせるキャラなどの共通点があって、どことなく雰囲気が似ていて面白い。

 

例:恐竜や魔族が闊歩しているフィールド、

間抜けなビネガーや、グランとリオンが合体するところなど、

 

クロノトリガーは俺が好きなRPGだから、ドラゴンボールを読むことで、ゲーム以外の要素で楽しめる要素が手に入ったのは思わぬ収穫だった。

 

気になった点

利己的な主人公。話がうまく進むご都合主義

勘違いしそうになるけど、悟空は正義のヒーローではない。

 

地球征服を企てる悪役と戦うわけだから当然それを阻止するんだけど、それはきっかけでしかなくて、あくまで自分のため。「強敵と戦いたい」というサイヤ人の本能のまま動いているようなので、読者からすると理解に苦しむ行動が目立つ。

 

もし悟空が正義の味方で地球のヒーローなら、平和のために悪役を〆ることが地球のためだけど、悟空は悪役に止めを刺さずに、修行し直して再戦しようと言い出したり、傷ついた悪役を回復させたりと、地球人の読者から見たら明らかな舐めプで利己的な悟空が理解できないんじゃないかと思う。

 

まあ相対したキャラとは、後に共闘する流れになるから、悟空が冷酷で合理的だと話が進まないんだけど。

 

指数関数的なインフレと矛盾

ラスボス面して立ちはだかる敵を苦労して突破したと思ったら、次の悪の親玉が出てきて、前のラスボスが雑魚扱いみたいな演出が理解できなかった。

 

例えばピッコロ大魔王を突破した後、異世界からラディッツ(悟空の兄)が出てきたときに、悟空・ピッコロの戦闘力と、ラディッツの戦闘力が分かるシーン、

 

いやあれだけ強かったピッコロ、そんなに弱かったのかよw

それでよく世界征服なんて言えたなw

 

と笑ってしまった。後に出てくるフリーザやセルも基本このパターン。次の倒すべき敵にとってかつての敵は雑魚同然でやるせなくなる。

 

あと、悟空は厳しい修行をしているはずだけど、修行をあっさりと攻略し、さらっと数年が経過するから、キャラが強くなる過程が見たい人には物足りないだろうね。

よってこの作品はバトルを見せる作品で、キャラの成長よりもバトルに重点を置いてることがわかる。前述した通り、主人公の孫悟空は戦闘民族でバトルのことしか考えてないし、成長する描写も省略されているから、感情移入しにくく、常人離れした異世界人のバトルをテレビかなにかから観戦するような作品だといえる。

 

地球人は蚊帳の外

インフレが極まる中、対等に敵と戦えるのはサイヤ人とその血統しか居なくなり、序盤で悟空が苦戦した地球人は蚊帳の外で試合を傍観してるだけ。(とはいえ悟空は序盤から幼児同然にも関わらず常人離れして強かったけど)

サイヤ人や魔族にとっては人間は雑魚同然で場違いだと言うのを体現したのが、ミスター・サタンだ。異次元の戦闘をただ指を咥えて眺めているだけというのはまさに地球人(読者)だなと思った。

残念ながらミスター・サタンが馬鹿で強欲で愚かなのが悲しいけど。

 

強敵と戦っているのにシビア感がない。画力と勢いでゴリ推してるだけ

思ったのが「ドラゴンボールは出来の悪いRPGだな」と思った。

出来の悪いっていうのは「ストーリー性がなく、単純作業の繰り返しを強いる」という意味ね。

ただ目の前に立ち塞がるボスに備えてレベル上げで新技を習得し、ドンパチやって倒し、 次のボスを倒すの繰り返し。

傷や疲労が完治する仙豆や、死亡してもドラゴンボールで復活させればいいなど、命を張った戦いをしているはずなのに、スリル感がないんだよね。

 

読んだ感想を一言で

結論は「やっぱり俺の好みのジャンルではなかったな」と言うのが最初の感想。

これが有名で完成度が高いバトルものなら、もうバトルものを好んで読まなくていいかなって感じだった。

そもそも掲載されていたのはジャンプだし、明らかに中高生がターゲットなのに、20過ぎのおっさんの俺は対象年齢外だからまあ当然だよな。

 

もし読んだことがない人は、"教養"のために読むことをおすすめする。

ネットでもたまにドラゴンボールネタが出てくるし、一読しておくだけでコミュニケーションが出来るのは大きい。娯楽の教科書的な作品だと思う。

間違っても面白い漫画を期待してはいけない。教科書だから面白くない(´A`)